【事例】社会人やアルバイト生活から人気な声優になった2人「小林祐介」「田村ゆかり」を解説

声優になるのに田村ゆかりさんはどうしたのか?

アルバイトを経験しながら声優を目指すのは今や普通となっています。

または、一度声優を目指すも生活の苦しさから会社に就職して、社会人になりお金を手にして、その経済状態を続けながら声優を目指す場合もありますね。

今回、ご紹介する2人のケースは社会人経験があるのに声優になることができたパターンを説明していきます。

 

社会人にあっても、声優になることはできる証明でもあるため、今後の進路の一つに考えてみてください。

大学に進学後に就職した「小林祐介」さん

社会人から声優になって成功している人というと、小林裕介さんが思い浮かびます。
知ったきっかけは覚えていませんが、気づけば日曜17時アニメの主役を担当されています。

元々声優に興味はあったそうですが、大学に進学しそのまま就職、でも声優への夢を諦めきれずレッスンを受けるようになり、その後事務所所属になったとのことです。

テレビアニメデビューは2013年ですが、本当のデビューとなるともっと前かと思われます。
2014年あたりからレギュラーをたくさんやられていますし、これからもっと増えていくのではと思われます。

私がきちんと小林さんの声を把握したのは「暁のヨナ」という作品です。
透き通った声の人だなというのが第一印象です。

小林さんはラジオでもたびたび「なぜ社会人から声優になろうとしたのか?」を話されていますが、聞くとかなり勇気のいる決断だったのではと思います。

社会人という立場から飽和状態と言われている声優の世界に飛び込むなんて、かなりリスキーです。
ですが、小林さんはそんな声優の世界に飛び込み、数年でビッグタイトルの主役をやるまでになっています。

今現在、社会人の人で声優の夢を諦めきれていない場合にとっては、小林さんは希望の星と言えるでしょう。

 
今、小林さんは30歳です。

早くデビューした人だと、30歳というのはそこそこキャリアを積み重ねている年齢です。
ですが、私はそういう方たちと比べても小林さんの演技は負けていないと感じます。

サラリーマン・アルバイト生活を経た「田村ゆかり」さん

次に田村ゆかりさんです。

説明しなくてもご存知の場合がほとんどでしょう。それぐらいに有名な声優さんですね。

大人気の声優さんで、アニメやゲームに興味のある方ならもちろん、そうでなくても名前くらいはきっとご存知のことでしょう。

 

アニメ作品ですと「魔法少女リリカルなのは」の主演や、「NARUTO」のテンテン役、シュタインズゲートの阿万音由季役、他たくさんの作品での活躍があり、ほかにもラジオパーソナリティ、歌手としてのコンサートといった多彩な活動で大勢のファンの支持を集めています。

今でこそ「スター」的存在感をふりまく田村ゆかりさんですが、その声優の道は最初から順風満帆だったとは言えなかったそうです。

彼女は幼い頃からアイドルが大好きで、TVに映り可愛さをふりまく綺羅星のごときアイドル達に憧れる子どもでした。おなじく福岡出身であった松田聖子が特に大好きだったとか。

そうして田村さんは高校へ入ると演劇部に入ります。

また同時にアイドル養成所へと通う日々を送りました。

 

自分のなかの「憧れ」をカタチにするべく一歩一歩と行動していった彼女、高校を卒業すると一般企業(焼酎のメーカー)に入社し、会社勤めのかたわらいよいよ声優の専門学校へと通い始めます。

声優学校では無事過程を修了でき、また在籍中には地元KBCラジオでの番組内アシスタントを担当するなど「声のお仕事」自体はあったものの、残念ながら、その時点では声優としてデビューするまでに至ることができませんでした。

 
そこで田村さんは一つの決断を下します。

自分にはさらなるスキルアップが必要だと。

そう考え、勤めを辞めて「上京」し新たな養成所へと入ることにしました。

 

そこでも「声優ではなく歌手としての仕事ばかりくる」「アルバイトしながらの下積み」と、まだまだ苦労は続くことになるのですが、その先でとうとう声優ユニット「やまとなでしこ」を結成。

 

そして、現在の華々しい成功へと道が開かれることになりました。

最後に言いたいこと

2人の事例を見ても、声優になるのに正解の道筋はないことが分かります。

養成所や専門学校に入って、そのまま声優になることができる人もいれば、社会人の経験を積んでから声優になれる場合もあります。

 

聞けば分かりますが、田村ゆかりさんの声質はとてもアニメ声だなと分かりますし、可愛らしい声をお持ちです。

そう思った方は多いことでしょう。

なのに! です。

あれほどのアニメ声を持っていても、声優になるためには「時間」と「努力」が必要になることが鑑みれます。

つまり、素質以上に、本人の忍耐と度胸が成功条件となっているではないかと考えられます。

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筆者の情報

ハンドルネーム:はりた
職業:会社員(養成所選びで失敗して声優になることができなかった経験を持つ。しかし、演技面では2年以上の練習をやり抜いている。)

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