声優になれなかったバカな大学生と『声優になれた高校生』の違いとは?

「声優になりたい」そんな同じ夢を持った高校生のAと大学生のBがいました。

私はその二人の友人で、当時、私は声優には興味がありませんでしたが、友人として二人の動向は良く観察していました。

 

未成年から自分の将来のためにリスクを負いながら努力できる二人をとても尊敬していました。

けど、残念ながら、結果は良いものではありませんでした。

高校生のAが事務所に所属し、大人気とはいえませんがしっかり「声優になった」のに対し、ありきたりなバカな大学生のBは夢を諦め、フリーターとして大した目標もなく日々を過ごしています。

二人は同じ地元出身で同性です。

 

そして、先輩後輩の関係性であった二人が、どうして声優になれて片方は声優になれなかったのか?

高校生Aと一般的なバカなノリが好きな大学生Bの違いから、その原因を解説していきたいと思います。

そもそもいつから声優になりたかったのか?

二人が声優を目指し始めたのには時期が違いました。

高校生のA(成功者):中学時代。

バカな大学生のB(失敗者):大学に入ってから。

 

ここですでに差が生まれています。

 

Aは中学時代からすでに声優という職業を意識していたそうです。

一方でBは、高校生から大学受験をする際に、自分のやりたいことがわからなくなって血迷った結果「なんか楽しそうだから」という中途半端な理由で声優を目指していました。

 

この年数の差は、今後を左右するものとなります。

どこで声優の勉強をしたのか?

高校生のA(成功者):某声優養成所・特待生入学・週1日コース
バカな大学生のB(失敗者):某声優養成所・週1日コース

AとBはここで知り合いましたが、その時からAは頭ひとつ飛び抜けた実力を持っていました。

 

「一番有名なところだから」というだけの理由で選んだBに対し、友人は「はアニメ声優になりたい。事務所の力も強いから」など、びっくりするほどの情報量を携えて入学してきていました。

 

先ほどの年数の差というのが、実はここに影響してきます。

 

Aは中学生の頃からインターネットや資料請求などで、様々な養成所のデータを集めて研究をしていました。

 

そして見事その努力が認められ、特待生として迎えられていたのです。

二人は養成所時代をどう過ごしたか?

高校生と大学生の二人は過ごし方も違っていました。

高校生のA(成功者):大学に通いながら通っていた

バカな大学生のB(失敗者):大学を中退し、舞台をしながら通っていた

 

養成所に入っていよいよ本格的に声優になろうと考え始めると、Bは好きでもないこと勉強している大学がとても煩わしく感じられるようになりました。

 

養成所のお金のためにもバイトをしなければならず、Bは大学を辞めてその時間をアルバイトと舞台芝居に費やしていました。

 

声優は俳優でもあるのだからと、小劇場の舞台を何度か経験していました。

対して高校生のAは真面目に大学に通い、しっかり4年で卒業しました。

 

在学時代は養成所のレッスン以上のことには手を出さず、しかしBの出る舞のお客さんになってくれたりととても社交的に交流を持っていました。

養成所を卒業した後はどう過ごしていた?

養成所を卒業後の行動は一見すると、大学生のBが正しいように感じるのですが・・・

高校生のA(成功者):養成所の付属事務所に準所属になるも仕事が来ないのでアルバイトをしていた

バカな大学生のB(失敗者):外部事務所の養成所に声をかけられアルバイトをしながら再びレッスンを受ける日々

 

Bは正直「準所属でもアルバイトをしているなら私と一緒じゃないか」と思っている部分がありました。

 

しかし、ここで違いが出てくるのがアルバイトの職種です。

 

大学生Bは飲食をメインとした接客業で、主にチェーン店ばかり。

 

高校生Aは昼は事務バイト、夜は個人店の飲食店でアルバイトをしていました。

友人は事務バイトでは一般社会的なマナーを、飲食店では常連さんとのコミュニケーションを身につけていたために、これが大きな差となるのが、次の話題です。

 

>【関連記事】声優になりやすいアルバイトとは一体なんなのか?

学生で声優のチャンスをどう掴むか?

二人とも学生に近い立場でしたが、チャンスをどう作れるのか?を試行錯誤しその通りに行動できる力が結果を呼ぶのだと二人の友人であった筆者も勉強になりました。

高校生A(成功者):チャンスを作ろうと様々な作戦を練って実行していた

バカな大学生B(失敗者):チャンスはいつか来るものだと信じてレッスンに打ち込んでいた

 

これが一番大きな差ですが失敗と成功の一番の差はここだったと思います。

Bは常に「仕事はやってくるもの。チャンスが来たらその時は頑張る」と思っていながら結局そのチャンスさえ巡ってきませんでした。

 

高校生Aは養成所卒業後こそ仕事がありませんでした。

 

しかし、バイトで身につけたマナーとつながりを武器に、マネージャへの売り込みや人の紹介などで徐々に仕事を獲得し始めたのです。

声優を目指した経験は、それぞれにとってどんなものになったか?

 

高校生のA(成功者):夢を目指して進んだ大切なもの

バカな大学生のB(失敗者):もっと色々やっておけばよかったなと後悔が残るもの

 

さて、ここまで高校生Aと一般的なバカなノリの大学生Bの違いをわかりやすく上げていきましたがいかがでしたでしょうか?

もちろん、「スタートから違った」と言ってしまえばそれまでですが、その差は全て「努力」と「工夫」で埋めていくことができるのだとと思い知らされるものでした。

この記事を読んでいるあなたは今日、失敗例と成功例を見比べることができました。

 

どこかしら自分の環境に近いものが必ずあったと思うのです。

 

私も当時は声優を目指していましたが、

当時、高校生だった「A」と同じように声優の夢を叶えられることを祈っております!