【会話】現場で出会った先輩声優の方とはどんな雑談をすればいいの?【プロ声優】

声優として現場に出られるようになった時、多くの新人声優が考えること。

それは「憧れの先輩方とお話がしたい!」ということでしょう。
『自分から先輩方にお話ししに行っても大丈夫なのか?』

先輩声優の方とは何を会話(雑談)すればいいのか?』
今回はそんな疑問についてお答えしたいと思います。

 

 

初めて先輩声優の方とお会いする時

 

新人が現場にいった時や所属する事務所に行った時、そこには何人かの有名な先輩声優がいらっしゃることが多いです。

 

時には、自分が憧れている声優に出会うこともあるでしょう。ただ、この時にいきなり「ファンです!」などと絶対に言わないこと。あくまでも仕事をしにきたのですから、ファンの目線で現場に立つことがあってはなりません。
まず、はじめに新人は「よろしくお願いします。」と挨拶をする決まりがありますから、最初はそれだけで終わることのほうが多いでしょう。
ですが、台本のことでわからないことがあれば、もし隣に先輩方がいるなら「ここなのですが…」と質問することは決して悪いことではありません。むしろ沢山勉強させてもらいましょう。

 

また、休憩中ならば最近出ていらっしゃる作品のことや、その方がメインで演じたキャラについてお話するのも良いかもしれません。
私の場合、声がすごく高い声優さんに「普段何をしていたらそんなに高い声で役をキープできるんですか?」と、初めてのアニメ現場で質問したりしていました。

 

少しでも吸収できるものがあれば、と他にもたくさん質問してしまったのですが、その先輩はにこにことその方法について話してくれました。芝居のことならば(もちろん必ずではありませんが)先輩方は真剣に教えてくれることが多いのです。やはり、先輩声優の方々もそれだけ演技を考えているからこそ、しっかりと答えてくれるのだと感じています。
高い声で役を演じるために、現場で活躍している声優は何をしているのか。その答えが気になる方は、そういう芝居をされている先輩に直接聞いてみてくださいね。

 

 

収録の時に雑談はすべきではない?

 

さて、多くの現場では前半であるAパート、後半のBパート、ある場合はラストCパートというように、パートごとに収録していきます。各パートごとに確認をした後で芝居の修正が入るため、監督さんたちが確認している間、スタジオ内の声優は待機になります。

 

この待機時間に先輩方は何かしらの雑談をすることでしょう。しかし新人の場合は、あまりその話に乗るべきではない、というのが私の見解です。
これはあくまで私の場合、と捉えてほしい、と前置きをしておきます。確認中の待機時間がぱっと見は休憩中に見えます。しかし、先輩方は商品として成り立つ充分なパフォーマンスをされているから、その待機時間に息抜きをしているのです。

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新人である私たちは、どうですか?

もちろん、精一杯のことはやったはずです。ただ、まだまだ商品としての価値をあげることはできるのではないでしょうか。また、先輩方がどんなふうに演じていたか、その場で復習する絶好の時間だと思いませんか?
最初のうちは少ない現場での、貴重な経験です。先輩方と一緒に雑談をするより、そうやって休憩中も必死に自分の価値を高めることが新人として次に繋がる一歩になると、私は思います。
実際、そうやって必死にやっていると、多くはありませんが「何をそんなに書いてるの?」と先輩のほうから気にかけてくださることもあります。そんな時に、その場で先輩が演じた芝居について深く聞いてみることもできますから、とにかく貪欲であることが大切だと私は考えています。

 

 

次の現場で再びお会いした時

 

さて、以前お会いした先輩と再び現場で一緒になる機会は、たいへんに多いです。声優業界は狭いですから、昨日会った人とまた一緒ということもありますし、さっきの現場も一緒だった!なんてこともあります。

 
そんな場合ですが、「あっ、先ほどはお疲れ様でした!」などと、相手が知っている前提で話しかけるのは厳禁です。
有名な先輩方は、1日に何人、何十人と新人から挨拶をされます。そのうちの1人である自分のことなど覚えていないと思って、きちんと挨拶してください。

 

その際に、「実は先ほどの現場でもご一緒させていただきました。今回もよろしくお願い致します」などと付け加える分には問題ないでしょう。ただし、あまり自分をアピールされても先輩も困ってしまいます。あくまで仕事中だということを忘れないように。
再びお会いして覚えてもらえていた場合も、やはりお芝居の話をするべきです。新人のうちは勉強、勉強、とにかく勉強です。仲良くなって覚えてもらうのではなく「ものすごく貪欲な子がいるぞ」と覚えてもらいましょう。
先輩ではありますが、オーディションでもし同じ役を受けたらライバルです。芝居の話で盛り上がるということは、その先輩方の教えを請えて仲良くなれるし、自分の力にもなるということ。それはすばらしいことだと思いませんか?

 

 

・注意したいこと

ここまで、吸収できることは沢山吸収すべき、という内容をお話ししてきました。ですが話し相手はあくまで先輩です。相手を敬って丁寧に、かつ楽しくお話ししてもらえるよう、後輩として努力することを忘れないようにしましょう。
勉強したい!教えてくれ!という態度だけでは、相手の気分を害することもあります。そのあたりは、社会人として常識的な言動を心がけてくださいね。

 

まとめ

 

最後になりますが、キャラや声優さんを好きなことを隠せと言っているのではありません。むしろ、仲良くお話できるようになったら「実はこの作品(キャラ)が好きで〜」とお話をしてしまったほうが、話が弾むこともあります。
ですがそれはあくまで仲良くなったからであり、仕事仲間として見てもらえるようになったからです。「現場」はあくまでも「仕事の現場」なのだと、常に覚えておいてください。そうすれば、きっとたくさんの先輩方と楽しく、充分なパフォーマンスができるようになるはずです。
この記事が少しでも皆さんの助けになれば幸いです。