【コツは?】声優になるのにハスキーボイス出ないとダメなの?

ハスキーボイスでないと声優になれないの?解説

ハスキーボイスの声優に、強い憧れを抱く声優志望者が多いです。

確かに、ちょっとしゃがれ気味の声は人を引き付ける魅力がありますよね。

 

実際、ハスキーボイスを武器に活躍する声優は多いです。

 

ということは、声優になるためにはハスキーボイスのコツを知ってハスキーボイスを会得する必要があるのでしょうか?

声優である私が、ハスキーボイスの出し方を紹介すると共に、声優にハスキーボイスが必要なのかどうかの疑問を解決していきたいと思います!

ハスキーボイスに憧れる声優志望者が多い

ハスキーボイスに対しての考え方は、人によって全然違うもの。

 

「しゃがれた感じがかっこいい!」「セクシーさがある」という人もいれば、「酒やけみたいな声が嫌」「もっと透き通った声が良い」という人もいます。

 

しかし、声優目線で考えれば、ハスキーボイスは立派な武器になるのです。

 

女性声優であれば小学生~中学生くらいの少年役が演じられますし、同性の声優ファンから高い支持を受けやすいんですよ。

 

また男性声優の場合でも、息が抜けたようなセクシーボイスにたくさんの女子が魅了されているはず。

 

実際、「ハスキーボイスの人が歌う曲が好き!」という人も多いので、ひょっとすると、家やカラオケでこっそり練習している声優志望者もいるかもしれません。

 

このように男女問わず、ハスキーボイスを出したいという願望が多いみたいです!

たくさんいる!ハスキーボイスで有名な声優は?

ハスキーボイスを武器に活躍されている声優はたくさんいます。そこでここでは、特に有名な声優を男女別でご紹介していきます!

ハスキーボイスの女性声優

まずは、ハスキーボイスの女性声優から。

 

 

・小林ゆうさん:進撃の巨人(サシャブラウス役)

・朴璐美さん:鋼の錬金術師(エドワードエルリック役)

・斎賀みつきさん:地球へ…(ジョミーマーキス・シン役)

・田村睦心さん:(モンスターハンターストーリーズ RIDE ON:リュート役)

・三瓶由布子さん:BORUTO-ボルト‐(うずまきボルト役)

・竹内順子さん:NARUTO-ナルト-(うずまきナルト役)

 

皆さん、中世的な役柄で主役を演じる方たちばかり。代表作もシリーズ化された人気アニメがほとんどです。

 

少年役はもちろんのこと、可愛い女の子やきれいなお姉さんまで、幅広く演じられるのもハスキーボイスの良い所でしょう。

ハスキーボイスの男性声優

 

・立木文彦さん:新世紀エヴァンゲリオン(碇ゲンドウ役)

・鈴木達央さん:Free!(橘真琴役)

・吉野裕行さん:ハイキュー!! (岩泉一役)

・谷山紀章さん:幕末ROCK (坂本龍馬役)

・岡本信彦さん:青の祓魔師(奥村燐)

・檜山修之さん:Fate/Apocrypha(ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア)

 

 

男性声優のハスキーボイスは、役柄にもよりますが全体的にセクシーに聞こえる傾向があります。乙女CDでは、吐息多めのイケボに悶絶した女子も多いのではないでしょうか?

ハスキーボイスを出す方法はたった2つ!

ハスキーボイスを出すポイントはたったの2つです。この2つさえ理解しておけば、誰でもハスキーっぽい声を出すことができます。

かすれ声を出す方法

まずは、よく通る声をしゃがれたかすれ声にしていきます。

 

①出しやすい音で「あー」と声を出していきます

②徐々に声を絞って最後に息のみ吐ききる

 

声を絞ると、喉も絞っているのが分かるはず。それをさらにできるだけ大きな声で発声すると、よりハスキーっぽくなります。

 

カラオケで長時間歌っていると、声が枯れて高い声が出にくくなりませんか?その時と同じ状態にすればハスキーボイスは手に入るのです。

声を低く出す方法

特にハスキーボイスの女性は少年役を演じたい人も多いはず。その為には、声を低く出せた方が良いです。

 

 

①喉仏に手を当てながら高い声で「あー」と発声します

②音を徐々に低くしていきます

③喉仏が下がっていく感覚を忘れない

 

 

高い音と低い音で喉仏の位置が違ってきます。もう少し低音の幅を広げたい人は、なるべく喉仏が下がるように意識してみてください。

上手くいかない人は息を出すことに集中して

ハスキーボイスがなかなか出せない人は、「声を出す」というより「息を出す」意識で行うと上手に出せるようになります。

 

自分がなりたいハスキーボイスをイメージしながらやってみると良いでしょう。

 

ただし、あまり長時間行うのはおすすめできません。ハスキーボイスは、喉を締めて息を多めに出す方法なので、喉にかなりの負担がかかってしまうのです。

 

地声がハスキー気味の人はまだしも、そうでない人が長時間ハスキーボイスを出すと、声帯を痛めてしまう可能性があります。

 

なかには、声帯にポリープが出来て手術したケースもあるので、決して無理はしないでください。

無理してハスキーボイスに挑戦する必要はない

今回は、ハスキーボイスの出し方についてご説明しました。確かにハスキーボイスが出せた方が、役幅が広がり仕事につながりやすくなります。

 

実際私もハスキーボイスが出せたおかげで、少年役のオーディションをいくつか受けさせてもらうことができました。

 

ただし、「ハスキーボイスが出せないと声優になれない!」というわけではありません。

 

どんなにハスキーボイスを出す練習をしたところで、元々ハスキーボイスな声優の方が上手く演じられるに決まっています。

 

だったら、自分が一番出しやすい声の範囲の役で勝負した方が、声優として成功しやすいです。

 

「あのハスキーな声に憧れるけど私にはできない…」「声色を変えられない自分は声優としてダメなんじゃ…」と落ち込む必要はないのです。

 

ハスキーボイスは、コツさえ掴めば誰でも出せます。しかし、無理に極めようと思わなくても声優になれるので、そこは勘違いしないようにしてくださいね!